タオルの素材・生地の種類

タオルの素材には、天然繊維と化学繊維があります。また、使用する生地の種類によっても肌触りが異なります。それぞれの特徴を理解し、どの素材を使用してタオルを製造するか判断しましょう。

天然繊維の特徴

タオルに使用される天然繊維の特徴を紹介します。

綿(コットン)

綿は吸水性と乾燥性に優れ、タオル作りに欠かせない天然繊維です。産地ごとのブランドがあり、綿を使ったタオルは肌触りが良く、毛羽落ちが少ないことが一般的です。

また、近年注目されているのは、化学肥料や農薬を極力使わずに有機栽培された「オーガニックコットン」。地球環境や生産者の健康への影響を抑えることができ、サステナブルな社会の構築に貢献しています。

麻素材を使用したタオルは、優れた吸水性と速乾性が特徴です。繊維が中空構造を持つため水分を効率的に吸収し、さらに通気性が良いため短時間で乾燥します。また、麻は繊維が丈夫で耐久性が高く、繰り返し洗濯しても型崩れしにくい点も魅力です。

抗菌性や防臭性にも優れており、清潔感を保ちやすいため、キッチンやバスルーム、スポーツシーンにも適しています。触感はややシャリ感があり、爽やかな使用感が特徴です。環境負荷が少ない自然素材であるため、エコ志向の消費者にも支持されています。

化学繊維の特徴

タオルに使用される化学繊維の特徴を紹介します。

ポリエステル

ポリエステル素材のタオルは、軽量で耐久性が高い点が特徴です。繊維が強靭で摩耗や引っ張りに強いため、長期間使用しても形状や性能が保たれます。速乾性に優れており、水分を吸収しにくい性質から湿気がこもらず、カビや臭いの発生を抑えやすいのも利点です。さらに、色鮮やかな染色が可能なので、デザイン性の高いタオル製品にも適しています。

一方、天然繊維と比べると吸水性が劣るため、吸水を求める用途では他素材との混紡で補完することが一般的です。軽量で扱いやすく、アウトドアやスポーツ用タオルとして重宝されています。

レーヨン

レーヨン素材のタオルは、シルクのような滑らかな手触りと高い吸水性が特徴です。レーヨンは木材パルプを原料としたセルロース(繊維素)で、水分を素早く吸収する能力に優れています。また、染色性が良く、鮮やかな色彩表現が可能で、デザイン性の高い製品に適した素材です。

ただし、濡れると強度が低下して収縮や変形が起こりやすいため、洗濯時には注意が必要があります。レーヨンは吸湿性が良く快適な使い心地を提供しますが、適切な取り扱いによってその特性を最大限に活かすことが重要です。

キュプラ

キュプラは、コットンリンター(綿の種子から採れる繊維)を原料とした再生繊維で、滑らかな手触りと上品な光沢が特徴です。吸湿性や放湿性が高く、さらっとした使用感を提供します。特に肌触りの良さが求められるフェイスタオルやハンドタオルに適しています。

また、静電気が起きにくい性質を持ち、冬場でも快適に使用できます。高級感のあるタオル製品に採用されることが多い素材です。

テンセル(リヨセル)

テンセルはユーカリなどの木材パルプを原料としており、環境負荷が低くサステナブルな素材として注目されています。シルクのような柔らかさと、優れた吸湿性を兼ね備えているのが特徴です。

また、耐久性が高く、洗濯を繰り返しても滑らかな質感を保つことができます。さらに、抗菌性や防臭性も期待できるため、清潔感を求める用途に向いています。エコ志向の消費者や高級タオルの製造に適した素材です。

ナイロン

ナイロンは、軽量で強靭な耐久性が特徴の合成繊維です。摩擦や引き裂きに強く、速乾性にも優れているため、アウトドアやスポーツ用タオルに適しています。吸水性は低いものの、混紡することで吸水性と速乾性のバランスを調整できます。

型崩れしにくく、洗濯後も速やかに乾くため、取り扱いが簡単です。耐久性と実用性を重視した製品に適した素材です。

アクリル

アクリルはウールに似た繊維で、軽い手触りと優れた保温性が特徴の合成繊維です。吸水性は低いですが、速乾性が高く、湿気がこもりにくいため、バスマットや特殊な用途のタオルに利用されます。染色性が良く、鮮やかな色彩を表現できるため、デザイン性の高い製品にも適しています。

タオルの生地種類紹介

タオルで使用されている生地の種類を紹介します。

シャーリング生地

シャーリング生地は、タオル表面のパイル(ループ状の繊維)をカットして平らに仕上げた生地です。滑らかな手触りと上品な光沢が特徴で、プリントや刺繍がしやすいため、デザイン性の高いタオルに適しています

吸水性がありながらも、通常のパイル生地よりも乾きやすい点が利点です。一方で、カットされたパイルが摩耗しやすいので、耐久性はやや劣ります。主に贈答用やノベルティタオル、高級感を求める製品に採用されることが多い生地です。

パイル生地

パイル生地は、タオル特有のループ状の繊維が表面に立ち上がった構造で、吸水性と柔らかな手触りが特徴です。水分をしっかり吸収し、使用後も心地よい触感を保つため、バスタオルやフェイスタオルなど日常使いのタオル製品におすすめです。

ループの長さや密度を調整することで、吸水性や柔らかさをカスタマイズできます。一方で、ループが引っかかりやすい場合があるため、取り扱いには注意が必要です。

ガーゼ生地

ガーゼ生地は、薄くて軽量、通気性が良いことが特徴です。肌触りが柔らかく、速乾性に優れているので、頻繁に洗濯する場面でも乾きやすいのが利点です。

重ね織り構造を持つタオル製品では吸水性が向上し、より実用的な仕上がりになります。軽くてかさばらないため、旅行やアウトドア用としても人気があります。

ワッフル生地

ワッフル生地は、表面が凹凸状になった格子柄が特徴で、吸水性と速乾性に優れています。凹凸部分が肌に密着しにくいため、さらっとした使い心地で、洗顔用やキッチン用タオルに適しています。一方で、凹凸部分が摩耗しやすい場合があるため、耐久性には注意が必要です。

無撚糸生地

無撚糸生地は、糸を撚らずに織られた生地で、ふわふわとした柔らかい肌触りとボリューム感が特徴です。吸水性に優れており、使い始めから高い吸収力を発揮します。

また、柔らかさを保ちながらも軽量で、快適な使い心地を提供します。ただし、撚りがない分、繊維が摩耗しやすいため、耐久性には注意が必要です。特に肌触りの良さを求める方や赤ちゃん用タオルに適しています。

タオルの素材・生地の種類まとめ

タオルに使用される素材や生地は多数の種類があり、どんな製品にしたいかによって選ぶべきものが異なります。タオルメーカーに相談しながら、適した素材、生地を選んでいきましょう。

バスタオルOEMを手がけているメーカーは、それぞれ扱っている素材や生地が異なります。OEMメーカーを選ぶ際には、どの素材を得意としているかもチェックするポイントです。

当サイトでは、目的別におすすめのタオルOEMメーカーを紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

【目的別】
タオルOEMメーカー3社

タオルOEMを手がけているメーカーは数多くありますが、それぞれに異なる特色や強みがあります。「肌触りや高級感」を優先するのか、「繰り返し洗濯しても傷みにくい耐久性」を重視するのか…。ここでは、目的別にOEMメーカーの特徴をまとめてみましたので、ぜひチェックしてみてください。

今治クオリティの肌触り
ブランド価値を格上げ
楠橋紋織
楠橋紋織
引用元:楠橋紋織公式オンラインストア
(https://www.towel-lab.com/items/88655609)
おすすめな用途

高級ギフト用、リゾートホテル用、スパ・エステサロン用など

おすすめの理由
  • 一般的なタオルと一線を画し、高級今治タオルとして特許取得した独自の糸「わた音」で、シルクのような上品な光沢に仕上げられる(※1)
  • アメリカ産の高級超長綿を用い、滑らかさと耐久性を兼ね備えたラグジュアリータオルを提供可能
長持ちする定番
コスパよく安定供給
伊澤タオル
伊澤タオル
引用元:伊澤タオル公式
(https://www.izawa-towel.com/)
おすすめな用途

スポーツジム用、サウナ用、ビジネスホテル用など

おすすめの理由
  • 累計2000万枚を突破したAmazon限定ブランド(※2)をはじめ、大手コンビニ、量販店のODMで豊富な実績
  • 実用タオルとしての機能性と価格の両立実現にこだわり、自社ラボで約5000種類もの素材を比較検討
多彩な企画
オリジナルデザインを実現
ユニファースト
ユニファースト
引用元:ユニファースト公式
(https://www.unifast.co.jp/original/double-face-towel/)
おすすめな用途

ノベルティタオル、ファングッズ、ラウンドタオルなど

おすすめの理由
  • 名入れ製作から湯上がりポンチョなどアイデア商品まで、効果的な販促用オリジナルタオル企画・製作を実現
  • 国内のみならず、アジア各地の生産工場と連携し、加工内容やロット、輸送コストなど予算条件にあった提案可能

(※1)参照元:楠橋紋織公式(https://www.kusubashi.jp/towel/flow/
(※2)参照元:伊澤タオル公式(https://www.izawa-towel.com/archives/1621)※2024年3月14日記事リリース時点